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目次
  • サブリミナル効果とは?簡単に
  • 科学的根拠はない
  • 信憑性はないが全否定はできない
  • サブリミナル効果が世間に広まった経緯
  • 日本でも使われていた
  • 1980年代から1990年代前半に公開されたテレビアニメ
  • 日本放送協会、日本民間放送連盟がサブリミナル効果は使わない方針を発表
  • なぜここまで話題になったのか考察
  • まとめ
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皇帝ペンギンブログ

2021/10/06 (更新日:2021/10/06)

サブリミナル効果とは?【なぜ世間に広まったのか】

Categories > 心理学
サブリミナル効果ってなんか聞いたことあるし興味があるけど、よく分からないから、もう少し詳しく知りたいな。

この記事は、この様な方へ向けて書いています。

心理学的な内容になりますが、「マーケティング」に興味のある方にとって、面白い内容となっているかと思います。

この記事の内容は、

  • サブリミナル効果が世間に広まった経緯
  • 科学的根拠はないこと
  • 信憑性はないが全否定はできないこと
  • 日本で使われていた事例
  • 日本放送協会、日本民間放送連盟がサブリミナル効果は使わない方針を発表した
  • なぜここまで話題になったのか考察

上記の通りです。

一つでも気になる項目があるあれば、幸いです。

では、書いています。

サブリミナル効果とは?簡単に

サブリミナル効果とは、

人間が認識できないほど小さな刺激により、相手の行動に影響を与える効果のことを指します。

例えば、映画の中に1/3000秒という非常に短い時間だけ、「ポップコーンを買え」などの文字を表示することで、映画の視聴者はそれに気づかないが、潜在意識にすりこまれ無意識に「ポップコーンが食べい」などと誘導することが可能だというものです。

科学的根拠はない

様々な実験が行われていますが、その効果を否定する実験が多く、「科学的な根拠はない」という解釈が今のところの科学の見解です。

そもそも、サブリミナル効果が世間に広まることになった実験が「でっち上げ」であったのです。それから、多くの研究が行われていますが、それを証明するような研究結果は出てきていません。

実際にサブリミナル効果が使えるとなると、YouTubeを家でだらだら見ている間にも「何かをすりこまれてる」可能性があることになります。少しこわい話ですねっ。

信憑性はないが全否定はできない

信憑性はないが、完全に「サブリミナル効果というものはない」と断言することはできません。

ある一定の条件下では、有効であるという研究結果も出ているそうです。

リプトンアイスという単語でサブリミナルの誘導効果が機能するのは、被験者がリプトンアイスが好きだが頻繁には飲んでいない人物で、喉が渇いている状況であった。別の実験では、被験者が疲れているほどサブリミナルの暗示を受けやすいという結果が出ている。このように以前考えられていたよりもサブリミナル効果が効く状況は限定される。

出典:サブリミナル効果(Wikipedia)

サブリミナル効果が世間に広まった経緯

サブリミナル効果が世間に広まったのは、ジェームズ・ヴィカリーさんが1957年に行った実験結果を公表したのがきっかけです。

その実験は、

1957年にヴィカリー(J.Vicary)が、ニュージャージー州フォートリーの映画館で映画「ピクニック」の上映中に1/3000秒の速さにより、「ポップコーンを食べよう」「コークを飲もう」というメッセージを5秒間隔で挿入したところ。ポップコーンの売上高が57.7%、コークの売上高が18・1%増大したという実験結果を報告したことから話題となった。

出典:weblio辞書

このような実験となります。

ですが後に、

ジェームズ・ヴィカリーさんが「これは捏造した実験結果である」ことを認めています。

その後、再現しようと他の実験が行われましたが、再現できませんでした。

そもそも、その当時の技術では「1/3000秒」でコマを差し込むことはできなかったみたいです。

広告屋であったため、広告費でお金を稼ごうとして、この様なデマを流したと言われています。

日本でも使われていた

日本でもサブリミナル効果が使われていました。

1980年代から1990年代前半に公開されたテレビアニメ

1980年代から1990年代前半に公開されたテレビアニメでは、アニメ制作者の「遊び」として、1コマだけ差し込まれることがよくあったそうです。

日本放送協会、日本民間放送連盟がサブリミナル効果は使わない方針を発表

ですが、そのことが知られるようになると、批判の声があがり、現在の日本では「サブリミナル的な手法は使わない」とされています。

日本放送協会 国内番組基準
第1章 放送番組一般の基準
第11項 表現
6 通常知覚できない技法で、潜在意識に働きかける表現はしない。

出典:日本放送協会国内基準

日本民間放送連盟 放送基準
第8章 表現上の配慮
(60) 視聴者が通常、感知し得ない方法によって、なんらかのメッセージの伝達を意図する手法(いわゆるサブリミナル的表現手法)は、公正とはいえず、放送に適さない。

出典:日本民間放送連盟 放送基準

なぜここまで話題になったのか考察

「でっち上げの実験」からはじまって、ここまで大きな話題になったのかというと、「一般消費者がどうすることもできないから」だと考えます。

TVとか映画を見ないということは考えにくいし、かといってサブリミナル効果が存在するとしたら、それは「脅威」となります。

なので、「制御できない」という恐怖心によって話題になったのだと、僕は考えます。

例えば、飛行機が墜落する確立は物凄く低いはずで、それより車による交通事故の方が確率的に危険です。

ですが、自分である程度制御できる「車による交通事故」よりも、自分では制御できない「飛行機墜落」を恐れる傾向があると思います。

これが、でっち上げであると分かった今もなお「サブリミナル効果が話題をよぶ理由」だと思います。

まとめ

最後まで読んでくれて、ありがとうございます!

今回はサブリミナル効果について記述しました!

現状としては、「サブリミナル効果には科学的根拠はない」ということですね。

サブリミナル効果が存在するという新しい実験結果がでれば、広告業界の人達にとどまらず、大きなニュースとなるかもしれないですね。

あと、YouTubeチャンネルとかで実験してみるのも面白そうですね。「チャンネル登録してね」の文字を表示するとか笑、多分効果はないですけど笑

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ではまたっ。

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皇帝ペンギン

全力で、書きます。
少しでもお役に立てたら幸いです。
楽しんで読んで下さい 。-_- 。
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