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目次
  • ピグマリオン効果とは?
  • 名前の由来
  • ローゼンタール効果とも呼ばれる
  • どのような実験から提唱されたのか?
  • 人に対しての心理学的な実験
  • ピグマリオン効果の活用方法
  • 期待を言葉だけでなく、行動で示す
  • 頑張るべきである理由を伝える
  • 過度な期待をしない
  • 達成できそうな課題を与える
  • ゴーレム効果に気を付けるべし
  • まとめ
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皇帝ペンギンブログ

2021/09/14 (更新日:2021/09/15)

ピグマリオン効果とは?教育心理学の知識です。 

Categories > 心理学
僕、現役で、東大を目指す!
僕、将来、プロサッカー選手になる!

この様な高い目標を掲げた人に対してつい、

「いや無理やろw」

などと否定した経験はありませんか?

実は教育心理学の視点から考えると、これは逆効果であると言えるかもしれません。

この記事では、具体的な研究内容にも触れながら、「ピグマリオン効果」について記述しますので最後までお読み下さい。

ピグマリオン効果とは?

ピグマリオン効果とは、

人から期待を受けると、その期待を受けた人は、能力や成績が上がり、期待に応えるように成長する現象

のことを指します。

本当にそんなに上手くいくことあるの?と思うかもしれませんが、それを示唆する研究があるのは事実です。

※ですが上記の言い方では、簡単にした分、ずれが生じているかもしれません。そこが気になる方々は具体的な研究内容などもこれから記述しますので、そちらをお読み下さい。

名前の由来

「ピグマリオン効果」のピグマリオンという名前は、ギリシャ神話から来ていると言われています。

キプロス島に、ピグマリオンという王様がいて、そのピグマリオンは女性の像を作ります。その美しさにピグマリオンは恋をしてしまい。像に本当の人間になってほしいと願うようになります。

それ想いの強さが伝わったのか、その象が本物の人間となり、ピグマリオンは結婚することができました。

という神話から、「ピグマリオン効果」と呼ばれています。

ローゼンタール効果とも呼ばれる

ピグマリオン効果は「ローゼンタール効果」とも呼ばれます。

ピグマリオン効果を提唱したのが、アメリカの心理学者、ロバート ローゼンソールさんだからです。

英語表記は、(Robert Rosenthal)さんです。

どのような実験から提唱されたのか?

ローゼンタールさんは1963年にねずみを使い迷路実験を行いました。

学生たちに「本当は個体差のないねずみ」を下記のように2種類に分けて説明して渡しました。

  • 賢いねずみ
  • 賢くないねずみ

なのに結果としては、

  • 賢いねずみと言って渡したねずみが好成績
  • 賢くないねずみと言って渡したねずみが不成績

このような結果がでました。

ここから、ローゼンタールさんは、期待したねずみを丁寧に扱ったため、結果が良くて、

期待しなかったねずみをぞんざいに扱ったから結果が悪かったのでは?と考えました。

人に対しての心理学的な実験

その次の年の1964年にサンフランシスコの小学校で、知能テストを行い、その結果をみて先生に、今後成績が伸びる生徒のリストを渡しました。

すると実際に、そのリストの生徒達は成績が向上していきました。

ですが本当は、そのリストはでたらめで無作為に抽出したものです、なのでIQ、遺伝子などは関係ありません。

このことから、

生徒に対する「期待」が影響を与えたと結論付けました。

1980年に発表された報告書がこちらです。

This Week’s Citation Classic

ピグマリオン効果の活用方法

ピグマリオン効果の活用するポイントを記述します。

期待を言葉だけでなく、行動で示す

「期待してるよ!」

「君ならできる!」

と言葉で言うだけだと、口だけの期待と思われてしまうかもしれません。

なので、

  • 裁量権を与える
  • 監視頻度を減らす

などを試すと良いかもしれません。

頑張るべきである理由を伝える

主に人が頑張る時は、2つの要素が必要と言われています。

それは、

  • 努力が目標達成に繋がること
  • その目標が望ましいこと

この2つが必要です。

上の「努力が目標達成に繋がること」は「君ならできる」という言葉によって自信がつき解決されたとしても、下の「その目標が望ましいこと」の条件を満たしていないと、頑張れません。

例えば、生徒に勉強してほしい場合、「なぜ勉強した方がいいのか?」を伝えてあげるのが良いかもしれませんね。

過度な期待をしない

期待がプレッシャーになることもあります。

なので、その人にあった期待の度合いを個別に考える必要があります。それは難しいことかもしれませんが大切なことだと思います。

達成できそうな課題を与える

難しい課題を与えすぎると、どうせ無理だろ、、このように考えるかもしれません。

また、その人に合わない難しい仕事や、とうてい終わらない量の宿題を出すなど、達成確率が低いものに期待すると、これも口だけの期待だろうと思われてしまうと思います。

丁度いい難易度のことに対して期待するのが効果的だと思います。

ゴーレム効果に気を付けるべし

ピグマリオン効果の反対に、あまり期待しないと、学力や能力が低下する「ゴーレム効果」というものもあります。

なので、

「君じゃ東大なんか無理だろうw」

「おまえなんかじゃプロサッカー選手になれないってw」

などと可能性を否定する言動はよくないので気をつけましょうっ。

ですが言われた場合も、ゴーレム効果ってのがあるんだなって知っておくと、人の言葉に影響されずに、自分の道を突き進めると思います!

まとめ

最後まで読んでくれて、ありがとうございます!

ピグマリオン効果とは、人から期待されると、その期待に応えようとするように、能力が伸びる効果のこと。

その反対はゴーレム効果という。

ピグマリオン効果を上手く使って、部下、後輩、生徒、子供を応援してあげてください!

この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。

ではっ。

自分のロゴ!

皇帝ペンギン

全力で、書きます。
少しでもお役に立てたら幸いです。
楽しんで読んで下さい 。-_- 。
よろしくお願いします!

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