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目次
  • 5フォース分析とは?
  • 具体的に5フォース分析とは?
  • 売り手の交渉力
  • 市場集中度
  • 売り手の製品のユニークさ
  • 売り手のブランド力
  • 買い手の交渉力
  • 市場集中度
  • 顧客の数
  • 顧客の購買力
  • 顧客の情報量
  • スイッチング・コスト
  • 業界内の競合
  • 競合他社の数
  • 競合他社のユニークさ
  • 競合他社の規模(資金力など)
  • 新規参入の脅威
  • 代替品の脅威
  • 5つの力(脅威)は繋がっている
  • マーケティングにおける5フォース分析の立ち位置
  • 環境分析は外部環境分析と内部環境分析に大別されます。
  • 外部環境分析はマクロ環境分析とミクロ環境分析に大別されます。
  • まとめ
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皇帝ペンギンブログ

2021/08/15 (更新日:2021/09/04)

5フォース分析とは?その方法を解説。【事例あり】

Categories > マーケティング

この記事では5フォース分析の方法を事例を交えて解説します。

マーケティングに興味がある方が読むと、面白い記事内容となってます。(恐らく!)

では、内容に入っていきます。最後まで「すべて」読んでね!(笑い)

5フォース分析とは?

5フォース分析とは?

5フォース分析とは、「市場の収益構造を把握し、その市場の収益性はどのくらいか?を分析する手法」です。

収益性とは、どのくらい効率よく利益を上げられるか?という意味なので、その業界の魅力度を分析する方法とも呼べます。

なので、新規事業をはじめるか考えている時、その市場に参入するべきなのかどうか。また、既存事業の現状を分析して、撤退するべきなのかどうか考える時に有効です。

それ以外の用途としては、どこを改善したら収益性が上がるのかを明確化して、自社のポジショニングを変更したり、経営戦略を考える時にも役に立ちます。

僕は、その市場の構造を把握してこそ、次打つべき戦略が見えると思います。

この5フォース分析は、アメリカの経営学者マイケル・ポーターさんが、提唱したものです。マイケル・ポーターさんは、1982年に史上最年少でハーバード大学の教授に就任しました。その時、彼は35歳です。

ここまでで、ざっくり5フォース分析のことを記述しましたが、次は具体的な分析方法について記述します!(頑張って書くから読んでね笑笑!)

具体的に5フォース分析とは?

5フォース分析の具体的な方法

5フォース分析の具体的な方法を解説します。

まず、5フォース分析を英語表記にすると、「Five forces analysis」となります。つまり、市場で働く5つの力のことです。

具体的に5フォース分析で定義される、5つの力とは、こちらです。

  • 売り手の交渉力
  • 買い手の交渉力
  • 業界内の競合
  • 新規参入の脅威
  • 代替品の脅威

これらの5つの力が市場で働いていて、その5つの力との力関係でその業界の収益性が決まると考えられています。

5フォースの図解

では、5つの各領域で考えるべきことを詳しく書きます。(お腹減った!)(ひとりごと笑笑)

売り手の交渉力

売り手の交渉力

売り手の交渉力とは、自社に原材料などを売る仕入先の企業(サプライヤー)の力の大きさのことです。

売り手の交渉力が強いと、自社の収益性は低くなります。至極当たり前なことかもしれませんが、サプライヤーが強いと、自社の収益は少なくなります。

考えるべきポイントは、下記のようなものです。

  • 市場集中度
  • 製品のユニークさ
  • スイッチング・コスト
  • ブランド力

市場集中度

市場集中度は、「市場集中(Market Concentration)」とも呼ばれ、ある財・サービスの市場がどのくらいの数の企業によって占められているかを示す概念です。

売り手の業界の市場集中度が高ければ、比較的に売り手の交渉力が強まります。

例えば、自社がマイクロソフトだとしてOSを作ってます。WindowsのPCを作るためには、半導体などOSを入れる前のPCの部品が必要です。ですが、この場合は、部品は比較的に作ってる会社が多いので、取り換えがききます。なのでマイクロソフトの方が有利に立ち回れるので収益性が高いです。

売り手の製品のユニークさ

売り手の製品のユニークさも重要です。同じ製品レベルを取り扱う売り手が複数いる場合は、売り手側が値上げした場合、他の企業から仕入れることができます。ですが、ユニークな特徴を持った製品は、他では代えがききにくいです。

また、スイッチング・コストも重要です。スイッチング・コストとは、売り手を他の企業に代える時に発生するコストのことです。

例えば、一年間取引を継続する契約で途中で取引を中止する場合、違約金が発生してしまったり、システムを作ってもらっていたが、途中で依頼先を変更すると、そのコードの中身はその会社でしかうまく扱えないなどです。

売り手のブランド力

売り手のブランド力も影響を与えます。ブランド力がありそれを自社のプロモーションに利用している場合にコストがかかると捉えることもできます。

例えば、「食材はどこどこの有名な牛肉をなどを使ってます。」など、プロモーションに関わっていた場合、それが使えなくなります。

僕は、自社よりひとつ上の階層の企業の力はどのくらいかを分析するのは大切だと思います。

(長くなりましたが、最後まで読んでね!笑笑)

買い手の交渉力

買い手の交渉力

買い手の交渉力とは、顧客が持ってる力を表します。

買い手の交渉力が大きいと、自社の収益性は低下します。なぜなら、値下げを要求された場合にそれに対応しなくてはならないからです。

ここで、考えるべきポイントは、下記のようなものです。

  • 市場集中度
  • 顧客の数
  • 顧客の購買力
  • 顧客の情報量
  • スイッチング・コスト

市場集中度

売り手の交渉力のところで記述しましたが、それと同じことがここでも考えられます。

BtoBの企業の場合は、買い手の業界の市場集中度が高ければ、比較的に買い手の交渉力が強まります。

BtoBとは「Business to Business」の略称です。企業が企業に対してモノやサービスを提供するビジネスモデルです。

顧客の数

BtoCの企業の場合は、顧客が多いほど、経営状況が安定します。

BtoCとは、「Business to Consumer」の略で、企業が一般消費者に対してモノやサービスを提供するビジネスモデルです。

例えば、富裕層50人に高価格のサービスを提供している場合、10人が利用しなくなっただけで、売上が20%低下してしまいます。ですが、10万人を対象にサービス提供している場合、売上が20%低下するには、2万人が利用しなくなる必要があります。なので、数が多いと、売上が変動しにくく、安定します。

株主の数が多い株ほど、株価が安定するのと同じです。

顧客の購買力

顧客の購買力(バイイングパワー)が大きいと、買い手が有利になり、自社の収益性が低下します。

例えば、マクドナルドは日本中に店舗があるので、その分、仕入の量も多いと予想がつきます。「今月もたくさん仕入れるから少し安くして!」と言われた場合、大型の発注がなくなるリスクがあるので、値下げを受け入れやすくなります。

このように、買い手の交渉力が高いと、自社の収益性が低下します。

顧客の情報量

買い手が多くの情報を持っている場合は、自社の収益性は低くなります。

例えば、新しい技術を取り入れた自動車の部品を売っている場合、その知識がある取引先には説明する必要がないので比較的に安く買われてしまいますが、最新の技術の知識がない場合は、それを説明する費用もその部品の価格に含むことができるから、収益性は高くなります。

このように、買い手の情報量が多いと、自社の収益性が低下します。

スイッチング・コスト

買い手の企業を変更する時の、スイッチング・コストが大きくなると、自社の収益性は低くなります。

例えば、自社のゲームの買い手がソニーで、自社はps4のゲームを作成しているとします。自社ではps4のゲーム開発のノウハウは溜まりますが、他のゲーム機のソフトの作成経験がないとします。この時、ゲームソフトの売り先を変更すると、自社としてはコストがかかります。

このように、スイッチング・コストが高いと、自社の収益性は低くなります。

長くなりましたが、まだまだ頑張って書きます!(お腹減った笑笑)

業界内の競合

業界内の競合

業界内の競争が激しくなれば、収益性は低くなりやすいです。

収益性を高めるには、できるだけ他社との競合しないように、提供する本質サービスをずらしたり、自社の製品を差別化して、競合しないようにする工夫が必要です。

本質サービスとはなにか?については下記の記事の途中で解説しています。
マーケティングミックスとは?【経済学部の学生が解説】

他社と競合してしまい、製品の差別化も難しい場合は、価格戦略を知っていると有利に立ち回るヒントを見つけられるかもしれません。価格戦略の記事も書く予定です。

また、ここで、考えるべきポイントは、下記のようなものです。

  • 競合他社の数
  • 競合他社のユニークさ
  • 競合他社の規模(資金力など)

各要素について、もう少し詳しく解説します。(今日何食べようかな笑笑)

競合他社の数

競合他社が多いと、競争は激しくなりやすく、自社の収益性は低くなりやすいです。

なので、一見同じような製品を作っていても、満たす本質サービスをずらすなどして、実質競合しないようなポジションをとれないかどうか考えます。

例えば、任天堂のswitchは、みんなとワイワイ遊びたい需要を満たしていて、反対にソニーのps4は一人でその世界に没頭するようなやり込み需要を満たしているとも考えられます。こららは同じゲーム機ですが、上手く競合を避けている例だと思います。

逆に差別化ができず、同じような製品を提供する会社が2社あると、顧客が半分半分に割れてしまい、似た製品を扱う会社が増えればその分、自社の取り分は少なくなってしまいます。

なので、競合しないように、少しずらして、差別化することが解決策の一つだと思います。

(余談ですが、最近スプラ2にハマってます。アセアセ)

競合他社のユニークさ

競合他社の製品やサービスがユニークな製品が多いと、既にその業界では競争が激しく、その競争の激しさにより各企業が差別化して生き残ってると考えられます。(必ずではない)

なので、競争の激しさの指標の一つになるかと思います。

上記の理由から、ユニークな企業が多い業界は、競争が激しい可能性が高く、収益性が低くなりがちです。

競合他社の規模(資金力など)

競争他社の規模が大きいと、たとえうまく差別化を図り上手くいったとしても、資金力によって直ぐにまねされます。

なので、差別化が図りづらい点から、収益性が低くなりやすいです。

競争他社の資金力、組織の人数、などを調べてみるといいかもしれません。

新規参入の脅威

新規参入の脅威

新規参入が容易な業界は、収益性が低くなりやすいです。

なぜなら、たとえ一時的に利益を上げることができても、参入障壁が低いと、新規参入する企業が増えて、供給量が増えて、競合が多くなり、競争が激しくなり、収益性がすぐに低下してしまうからです。

なので、参入障壁が高い業界に、上手く参入することができると、長期的に利益を上げられることが予想されます。

代替品の脅威

代替品の脅威

代替品の影響も、その業界の魅力度を測る時に、考えるべきです。

代替品とは、フィルムカメラ業界にとってのデジタルカメラやスマートフォンなど、別の業界の製品があるため、業界が別の業界にとって代わられるような、製品のことです。

例えば、フィルムカメラ業界を席巻していた、コダック社が経営破綻してしまったのも、代替品の脅威を把握できていなかった為と言えます。今では、スマートフォンのカメラの性能が凄いので、デジタルカメラ業界も低迷しています。

外部記事ですが、参考までにどうぞ。
コダックはなぜ破綻したのか:4つの誤解と正しい教訓

代替品の登場で、業界ごと衰退していくような場合は、思い切って撤退するのも一つの手だと思います。

5つの力(脅威)は繋がっている

5つの力(脅威)は繋がっている

5フォース分析を使って、業界の収益性をを測る時に、必要になってくる考え方は、「5つの力は繋がっている」ということです。

なぜなら、買い手の交渉力が低くても、業界内の競合他社が多ければ、収益性は低くなりますし、これは売り手にも言えます。

また、横のライン(売り手の交渉力、業界内の競合、買い手の交渉力)の収益性が高くても、縦のライン(新規参入の脅威や、代替品の脅威)によって、それは大きく変わります。

なので、全体を俯瞰して、業界に働く5つの力(脅威)を総合的にみて、その業界の収益性を判断することが大切だと言えます。

マーケティングにおける5フォース分析の立ち位置

マーケティングにおける5フォース分析の立ち位置

ここからは少し専門的な内容なので、読み飛ばしても大丈夫です。(読んで欲しいけど笑い)

まず、マーケティングを大まかに分けると、

環境分析、基本戦略、実行戦略

この様な流れで行います。

5フォース分析は、その中の環境分析に位置付けられます。なので、比較的に早い段階で行います。

環境分析は外部環境分析と内部環境分析に大別されます。

また、環境分析は内部環境分析と外部環境分析に大別されます。

5フォース分析は、この外部環境分析に位置付けられます。

外部環境分析はマクロ環境分析とミクロ環境分析に大別されます。

外部環境分析はマクロ環境分析とミクロ環境分析に大別されます。

そして、5フォース分析は外部環境分析のミクロ環境分析に位置付けられます。

また、ミクロ環境分析を行う前に、マクロ環境分析を行った方が、より俯瞰的に戦略を立てられるので、PEST分析などを行うことをオススメします。

PEST分析の方法については下記の記事で解説しています。
PEST分析とは?事例を交えて分析方法を網羅的に解説。

それでは、まとめに入りたいと思います。(ブログ書くの楽しい!笑笑)

まとめ

それでは、内容を大まかにまとめます。

5フォース分析とは、「市場の収益構造を把握し、その市場の収益性はどのくらいか?を分析する手法」です。

収益性とは、どのくらい効率よく利益を上げられるか?という意味なので、その業界の魅力度を分析する方法とも呼べます。

具体的に5フォース分析で定義される、5つの力とは、こちらです。

  • 売り手の交渉力
  • 買い手の交渉力
  • 業界内の競合
  • 新規参入の脅威
  • 代替品の脅威

これらの5つの力が市場で働いていて、その5つの力との力関係でその業界の収益性が決まると考えられています。

5フォース分析は、環境分析の外部環境分析のミクロ環境分析に分類されます。

最後まで読んでくれてありがとうございました!嬉しいです。

Twitterでも、学んだ知識を共有しています。ぜひそちらもチェックお願いします!笑笑

では、また。

自分のロゴ!

皇帝ペンギン

全力で、書きます。
少しでもお役に立てたら幸いです。
楽しんで読んで下さい 。-_- 。
よろしくお願いします!

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