経済学は意味がない?そのように言われる理由と実際
この記事では、このような疑問に答えます。
学部選びで迷っている高校生に向けて「経済学はどんな学問なのか」というのと「経済学は勉強しても意味がない」と批判される理由について記述します。既に経済学を大学で勉強している途中の大学生にも何かヒントになるかもしれません。
経済学は意味がないと言われている理由
実際に経済学は意味ないという人もいることは事実です。
ではなぜそのように言われているのか。
経済学が誕生したのが1776年であるということが広く言われています。
だがその後、1929年に始まった世界恐慌。
経済学が誕生してから153年間も研究されているにもかかわらず、あのような世界的な不況が起きてしまいます。
経済学は、起きた現象を分析して後付けで原因を説明することに長けているが経済を完全にコントロールすることはできていないと言えます。
人間の行動はその時代の価値観によって大きく左右されるので、例えば、少ない労力で大きな成果を出すことが良いとする価値観を前提に考えていても、大きな労力をかけて小さな成果を上げることが美しいという価値観に変わったとき、それは前提から覆ります。
ここまで大きな覆りは無いとしても、人間は頭では分かっていても失敗したり、非合理的な行動をとることも普通にあるので、予測は難しいと言えます。
未来を予想し経済をコントロールするには心理学など様々な学問をかけ合わせていかないといけないと思います。
なので、経済学者でも実用化するのは難しい学問であるのに、一般の人が少し勉強して何かに役立てるのは難しいという意見も聞いたことがあります。
本当に経済学を勉強することは意味がないのか?
正確には「経済学は意味のない学問」なのではなく、「直接的には役に立たないことが多い学問」だと思います。
高校での勉強も意味がないと言う人もいますが、それも「直接的に使う場面が少ない」だけであって、それを勉強することには大きな意味があると思います。
今まで学んできたことをベースにその上で思考が生まれます。
なので様々な知識の上で私たちは考えることができるので、より多くの前提知識を蓄えた方が、圧倒的に有利だと思います。
なので、勉強して意味がないものなどないのではないかと思います。
間接的に役立つ知識の重要性
経済学を学ぶ目的は人それぞれでいいと思うのですが、必ずしも直接的に成果が現れなくてはならないなんてことはないと思います。
そもそも直接的に成果が現れるものの方が少ないです。
基本的に大きな成果を出す場合、それが大きいほど複雑な要因が絡まりあってます。
なので、経済学を勉強することは意味があると思います。
経済学は奥が深い
経済学で経済をコントロールすることは現段階では難しいですが、それって裏を返せば経済学は奥が深いということです。
そしてコントロールできないとは言ってますが、確実に世界経済は成長していることは事実ですので、少しずつ経済学は私たちの経済活動に貢献しているのではないかなと思います。そうであってほしいです。
また、単純に経済学を学ぶことは楽しいです。
価格理論、ゲーム理論、契約理論、社会選択理論、経済成長理論など名前を聞くだけでワクワクします。少し。
まとめ
上記の理由から僕は、経済学を勉強することは意味があると思います。
直接使う知識だけではなく、様々なことを知っておくのは大切なことです。
また、起業して会社を経営してみるとなれば、経済学の知識を直接使うこともできるので、活かし方次第だと思います。
この記事を読んで少しでも経済学に興味を持った方は経済学を勉強してみることをお勧めします。
まずはネットで興味を持った理論からでも歴史からでも、たくさん情報は出ているのでそちらで勉強することをお勧めします。
さらに詳しく知りたい方は、本を購入するなどしてみてもいいかもしれません。
また、大学に通って経済学を学ぶのもありだと思います。
以上が、「経済学は意味がない?そのように言われる理由と実際」の記事内容でした。