【CSS】「rotate」プロパティの使い方!【分かりやすい】
しゅーた(@chibasyuta)です!
この記事ではCSSの「rotate」プロパティの使い方について解説します!丁寧にまとめていくので、興味がある方はぜひご一読ください。
「rotate」プロパティを使うと「要素を回転させる」ことができます。
この記事の内容!
- 「rotate」プロパティを使うと何ができるのか?
- 「rotate」プロパティの使い方!
それでは内容へ入ります!
「rotate」プロパティを使うと何ができるのか?
<div class="container">
<div class="box"></div>
</div>
.container {
width: 1000px;
margin: 100px auto;
}
.box {
width: 200px;
height: 200px;
background-color: skyblue;
transition-duration: 1.5s;
}
.box:hover {
rotate: 360deg;
}
「rotate」プロパティを使うと「要素を回転させる」ことができます。
平行移動させたり、歪ませたりはできませんが、「回転」させることは可能です!
前提知識!
「軸」について。
また、「x軸」と「y軸」に対して垂直に交わる軸が「z軸」になります。方向はパソコンの画面から僕らに向かってくる感じの方向です。
CSSにおける「角度」の表し方!
CSSで「角度」は下記の単位を使って表します。
- 「deg」
- 「grad」
- 「rad」
- 「turn」
「deg」は「degree」の略で、「360deg」=1周です。
「grad」は「グラード」(grade)の略で、「400grad」で1周です。
「rad」は「ラジアン」(radian)の略で、「1rad」は「180/π 度」です。なので「1周」は「2πラジアン」で、およそ 6.2832radとなります。
「turn」は「1turn」で「1周」です。
「正の値」を入れると時計回り!
「90deg」とすると、時計回りに90度という意味になります。
また「-90deg」とすると、反時計回りに90度となります。
なので「90deg」=「-270deg」となる感じですね。静的な場合はこれで同じ意味を表すのですが、動的な場合は方向に違いが出るので注意が必要です。
「rotate」の使い方!
「rotate」の指定方法には何種類あるのか?
「rotate」の指定方法は下記の通りです。
- 「none」キーワード
- 「角度」だけの指定
- 「軸名」+「角度」
- 「ベクトル」と「角度」
これら4つのタイプの指定方法があります。
初期値は「none」
「translate」の初期値は「none」です。
「none」を使うと回転しないことを明示的に指定できます。
「角度」だけの指定
.box:hover {
rotate: 90deg;
}
このように「角度」だけで指定すると「z軸」の周辺を回る感じになります。最も簡単に使えるのでよく使われるかなと思いますね。
「軸名」+「角度」
.box {
width: 200px;
height: 200px;
background-color: skyblue;
transition-duration: 1.5s;
color: white;
text-align: center;
line-height: 200px;
font-size: 40px;
}
.box:hover {
rotate: y 180deg;
}
「軸名」と「角度」で回転の指定もできます。
順番は不同なので、角度から書いてもOKです。
「ベクトル」と「角度」
.box:hover {
rotate: 1 1 0 360deg;
}
「ベクトル」と「角度」で回転の指定もできます。
1つ目の数値が「x軸」の成分で、
2つ目の数値が「y軸」の成分で、
3つ目の数値が「z軸」の成分になります。
「360geg 1 1 0」→ OK!
「1 360deg 1 0」→ NO!
「transition-duration」や「animation-duration」の指定を忘れずに!
「transition-duration」や「animation-duration」を使って、「アニメーションにかかる時間」の指定をしてあげることで初めてアニメーション感がでるのです。
参考リンク!
仕様書。
https://drafts.csswg.org/css-transforms-2/#individual-transforms
MDN。
https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/CSS/rotate
おすすめの再生リスト!
こちらは僕が制作したYouTubeの再生リスト「CSSのアニメーション編」です。
「CSSのアニメーション編」はCSSを使ったアニメーションの知識が網羅的に学習できるコンテンツとなります。
こちらの再生リストでCSSアニメーションについて丁寧に解説しているので、もし気になる方はチェックしてみてください!一緒に楽しく学習しましょう!!
まとめ!
「rotate」プロパティを使うと「要素を回転させる」ことができます。
「x軸」「y軸」「z軸」が存在する。
CSSで「角度」は下記の単位を使って表す。
- 「deg」
- 「grad」
- 「rad」
- 「turn」
よく使われるのは「deg」。
「rotate」の指定方法は下記の通り。
- 「none」キーワード
- 「角度」だけの指定
- 「軸名」+「角度」
- 「ベクトル」と「角度」
初期値は「none」。
「transition-duration」や「animation-duration」の指定を忘れずに。
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それではこんな感じでこの記事を終わります!
ではまた!